• 畳のお掃除は目にそって
    掃除機をかけるときは、畳の目にそってブラシをあてると効率よくホコリが取れ、畳も傷めません。汚れが目立つときには、熱いお湯でぞうきんを固く絞り、乾いたタオルに包んで素早く拭き、最後に乾いたぞうきんでから拭きします。畳にとって湿気はいちばんの大敵。お掃除は天気の良い日に。そして、必ず窓を開け放し、風をよく通して乾かしましょう。

  • 年に一度は畳も日光浴を
    畳の最大のメンテナンスは湿気をためないことです。年に一度は畳を上げて、裏側も日光に干したいものです。畳がリフレッシュできるだけでなく、カビやダニの発生も防げます。庭で干せないときは、室内に畳を上げて除湿機を運転するのもよいでしょう。

  • 畳の日焼けを直すには…
    畳は直射日光が当たると黄色く日焼けします。変色した畳が気になるときは、
     1.住まいの洗剤でふく
     2.酢を少量混ぜたお湯で強く拭く(お湯10に対して酢1〜2)
     3.水拭き後、から拭きをする
    の順序でお手入れを。ただし、
    やりすぎるとかえって畳を傷めることにもなりますのでご注意を。

  • 醤油やコーヒーをこぼしたときは…
    醤油やコーヒーなど、シミになりやすいものをこぼしたときは、畳の目の中に染み込まないうちにティッシュペーパーなどですばやく吸い取ります。シミが残ったら、目にそって古い歯ブラシを使って水洗いを。時間がたったシミは、牛乳を含ませた布で拭いたり、市販の染み抜き液を使うのも効果的です。

  • 墨汁をこぼしたときは…
    墨汁は、ごはん粒を練りこんでシミを吸収させた後、お湯で絞ったぞうきんで根気よく拭き取ります。

  • 灯油をこぼしたときは…
    ストーブに給油する際、うっかり畳に灯油をこぼしてしまったときは、粉末洗剤をたっぷり振りかけて急いで油を吸収させ、熱いお湯で絞ったぞうきんで何回も拭き取ります。
    油が拭き取れたら最後に乾いたぞうきんでから拭きを。

  • 畳に焼き焦げがついたときは…
    焼き焦げが少ないときは、布にオキシドールを含ませ、軽く焦げ跡部分をたたきます。焦げ色が脱色されて目立たなくなります。

  • たばこの焼け焦げを直すには…
    たばこの小さな焦げ穴は、目打ち(千枚通し)などである程度目立たなくできます。まず目打ちで焦げた部分のいぐさを抜き取り、あとは両側のいぐさを目打ちで一本ずつ寄せて、すき間を詰めるようにしてならすと目立たなくなります。

  • 畳のへこみはアイロンで修復を
    家具などの重みでへこみができた畳はアイロンで修復を。畳のへこみ部分に軽く霧を吹き、固く絞った濡れタオルを当ててアイロンをかけると、畳が蒸されてふくらんできます。あとは窓などを開けて充分に乾燥を。乾きが悪いときは、ヘアードライヤーを活用するのも一つの手です。


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