• 鉄製フライパンには油の被膜を
    最近は表面が加工処理されたフライパンが増えていますが、鉄製のフライパンを使う場合は、使ったあと洗剤で油分を全部落とさないのがポイントです。油はフライパンの表面をコーティングする役目をするので、油分を洗い落としてしまうとさびつくもとになります。フライパンが汚れているときは、洗う前に、紙タオルなどで汚れをざっとかきだして、洗剤で油分を軽く落とします。汚れが落ちないときはお湯をはり、しばらく放置しておき、そのあとで金属たわしなどでこすり落とします。洗ったあとは、フライパンについた水を軽く拭き取り、火に掛けてカラ焼きします。

  • 鉄製フライパンの焦げつきは塩で取る
    鉄製フライパンにこびりついた肉汁などの焦げつきはお掃除が大変です。こんなときは、フライパンに適量の塩を入れ、木べらでかき混ぜながら4〜5分カラ煎りし、紙タオルでくるんだ木べらで焦げをこすり塩を拭き取ると効果的です。ただし、表面を加工処理したフライパンは、表面を傷めますのでお避けください。

  • ヤカンの汚れを落とすには…
    ガスコンロ回りなどにヤカンを置いておくと、調理の際の油などがこびりつき、ベタベタ汚れが付くことがありますね。こんなときはヤカンが熱いうちに、ぬれぶきんでこするときれいになります。ヤカンに八分目ぐらいの水を入れて沸騰したら火を止めて、ぬれぶきんで表面をこするだけ。ただ熱いので拭くときは鍋つかみなどをはめて慎重に。やけどに充分ご注意ください。

  • 鍋にこびりついた汚れは…
    割り箸の先を細くとがらして削っておき、水に濡らして研磨剤の入った洗剤を付け、丁寧に鍋底をこすります。鍋底のみぞにも届き、細かい汚れもきれいに取れます。

  • 牛乳の焦げつきは玉 ねぎで取る
    がんこな牛乳の焦げつきを落とすには、玉ねぎが有効です。玉 ねぎ1個を四つ割りにし、鍋に少し水を入れて煮て、最後にたわしなどで洗うと焦げ付きが取れます。煮た玉 ねぎは刻んでハンバーグに入れたり、カレーや炒め物に活用するとムダになりません。

  • ホーロー鍋のお手入れは…
    ホーロー鍋は傷つきやすいので、お手入れをするときは金属たわしの使用は避けましょう。鍋底などに汚れがこびりついたときには、その個所に重曹を振りかけ、柔らかい布か、スポンジたわしに水を少し含ませて根気よくこすると、傷を付けずにきれいに落とせます。また、焦げ付きがひどいときは、気長に天日に干すのが一番の掃除法。何日も干しておくと、焦げがひからび浮き上がってくるので、ラクに落とせるようになります。

  • 銅鍋は塩と酢でピカピカに
    銅製の鍋やヤカンのお手入れには塩とお酢が効果的。スポンジに酢を含ませて、塩をたっぷりと付け、よくこすると、緑青も落ち、きれいになります。

  • お皿の油汚れはコーヒーかすで
    コーヒーを抽出したあとのコーヒーかすは捨てないで、お皿洗いに活用してみませんか。皿に振りかけ、スポンジでこすりお湯ですすぐと、コーヒーかすが油汚れを吸収、汚れがきれいに落とせます。

  • 卵の殻も洗剤がわりに
    卵の卵白には汚れを取ったり、漂白する作用があります。使った卵の殻に卵白が残っていたら、これをスポンジに取ってコップを磨くとピカピカになります。また、卵白がついている卵の殻を細かく砕いて、布袋に入れ“たわし”替わりに使うのも一方法です。袋は木綿の余りきれを使い、卵の殻を入れたら口を絞ります。きゅうすや茶碗についた茶渋をとるのに効果的です。

  • ガスコンロの受け皿の汚れ落としにも
    ガスコンロの受け皿の気になる汚れも卵の殻で落とせます。卵の殻を細かく砕き、受け皿にのせ、洗剤を含ませたスポンジでこすり合わせて洗うと効果的です。フライパンの焦げ付き落としにも役立ちます。


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